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Aliceは、東芝EMI株式会社(現:株式会社EMIミュージック・ジャパン)から発売された日本初の本格的マルチメディアソフトウェアである。 ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』の世界を基にして、基本モチーフを画家の金子國義が、音楽とコンセプトを音楽家の加藤和彦が提供し、全体の構成を庄野晴彦が行った。 金子國義は、矢川澄子訳版『不思議の国のアリス』の挿絵を描いており、発案者である加藤和彦がこのソフトのためにオリジナルサウンドを創り、庄野晴彦によって絵と音が配置された。 『Alice』は「2つの現実の部屋」「扉や回廊で立体的につながった各壁に絵の掛かる12の部屋」「部屋を取り囲む外の世界」の構成で世界観を持たせるようになっている。鑑賞者は部屋の中や外を行き来することで、場面毎に違う絵画と音楽を楽しめる。 パッケージは、タイトル『Alice』の上部にMultimedia Softwareとあり、日本で作られたソフトでは初めてマルチメディアを宣言している。下部の"I Can't Explain Myself"は、『不思議の国のアリス』中のアリスと芋虫の会話で"… because I'm not myself."と続く言葉であり、改変されたアリスを示唆しているともとれる。 また、各部屋に隠された53枚のトランプカードを探すロールプレイングゲームを行うこともでき、パッケージには実際のトランプカードが同封されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Alice (シナジー幾何学)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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